パワハラされやすい人ってどんな人なのか知りたい。
パワハラされないためにはどうすればいいんだろう……
こういった悩みにお答えします。
■記事の内容
〇パワハラされないための対策を解説します。
〇対策してもパワハラされる時の奥の手
この記事を執筆している僕は自動車系の部品工場4社で期間工として計8年間働いています。
前までは期間工で正社員をめざしていたのですが、それを理由に本来やらなくていいような仕事を押し付けられることが多々ありました。
『いずれ正社員になるつもりなら正社員の仕事を覚えろ』とか、用事があって残業を断ろうとすると上司が『他に正社員めざしてる〇〇君は毎日文句も言わずに残業してくれるよ。君は残業しなくても本当にいいの?』と軽く脅されたりと色々ありました。
今までいくつかの会社を経験してきましたがパワハラの全く無い職場はありませんでした。
今回は、現在パワハラで悩まされている人やパワハラの対策を考えている人に向けて解説していきたいと思います。
パワハラされやすい人の特徴5選
〇気が弱い
話し方や振る舞いに自信が無くオドオドしているため軽く見られがちです。
体育会系でオラオラした感じの同僚や上司から目を付けられやすいです。
〇よくミスをする
何度教えても間違ったやり方をして失敗してしまい、もう一度教えてもメモすら取らない人も中にはいます。
そうなると指導する側も嫌気がさしてしまい周囲の人間も、よくミスをする人に対して当たりがきつくなってしまうことがあります。
〇仕事の要領が悪い
仕事の状況を判断して行動にうつすことができないため作業の段取りが悪い人です。
時間がかかってしまう分を同僚がフォローしなければならないので仲間内の評価は悪くなります。
〇頼まれたら断れない
自分の仕事が忙しい時でも安請け合いしてしまうため周りから『他の人に頼むのは少し勇気がいるからこの人でいいや』と気軽に面倒を押し付けられてしまいます。
そのうちに同僚や上司から、言い方は悪いですが召使いのような存在として軽んじられてしまいます。
〇コミュニケーションが苦手
人付き合いが苦手で何を考えているかわからないからと職場内で距離を置かれて浮いてしまいます。
悪目立ちするせいで上司からもよく思われず損な仕事を振られがちになってしまい、それがパワハラに発展していく時もあります。
◆パワハラをする人は常日頃から自身のストレスをぶつけられる相手を探していて、職場で浮いてしまっている人間が目についてしまうわけです。
もしかしたら僕も『正社員』という単語を出せばいいように使える、頼まれたら断れない人と社内で認知されていたのかもしれません。
パワハラされないための対策を解説します
対策は簡単で前章のパワハラされやすい人の特徴とは逆のことをすれば良いのです。
しかし病気と同じくパワハラは早期対策が重要で、働いていて以下の項目があったらパワハラされる前兆の可能性があります。
・いじられキャラ
・面倒な仕事を押し付けられることが多い
・上司が細かいことで難くせのような注意をしてくる
他にもありますがこれらを放置するとここからパワハラにエスカレートしていく場合がありますので早急に対処していきましょう。
〇気が弱い自分を変える
オドオドせず自分が何を言いたいのかを頭の中で整理してから自信を持って発言しましょう。
業務の間も周囲の状況からどうすれば効率よく働けるか考えてから実行にうつし挙動不審になったり同僚の邪魔になったりして反感を買わないようにしましょう。
〇よくミスをする自分を変える
作業手順をよく確認してから仕事にとりかかり、わからなかったり不安なところは必ず誰かに聞くクセをつけてください。
指示されていないけどやった方が良い作業や、できるかどうかわからない作業はやらないようにしてミスをする機会を減らしましょう。
〇仕事の要領が悪い自分を変える
働く時の段取りが上手い人の動きを見て自分の動きとどう違うかを観察してみましょう。
または思い切ってどうしたら要領が良くなるかを同僚に相談してみると、職場でのコミュニケーションにも繋がるのでまずは仕事のデキる人と関わることから始めると良いでしょう。
〇コミュニケーションが苦手な自分を変える
どうしても苦手な人は『おはようございます』や『お疲れ様でした』と挨拶だけでも元気よくしておきましょう。
話しかける時のオススメの話題は、天気・季節、住んでいるところ、出身、趣味、お酒の話、などがありますので参考にしてください。
◆以上のようにパワハラ対策とは自分自身が行動を起こしてパワハラされないような人間になることです。
すでにパワハラを受けているという人も諦めずにここで紹介した方法を試してみたり、それとなく同僚に悩みを打ち明けてみましょう。
少しずつ周囲を味方に取り入れることができればパワハラが解消できるかもしれません。
対策してもパワハラされる時の奥の手
パワハラによって鬱病になると完治は難しく常にネガティブな気分でイライラしたり集中できなかったりと情緒不安定になり、身体的にも頭痛・耳鳴り・不眠などの症状があらわれて就業が困難になってしまいます。
今後の人生にも影響が出てしまうため、そうなる前にやって欲しい奥の手を3つ紹介します。
〇無料の相談窓口を使う
パワハラされたら会話をボイスレコーダーで録音したり紙にメモして証拠として残しておきましょう。
会社だとハラスメント関連の相談窓口があるのでそこに相談したり、社内だと心配な方は労働相談センターや法テラスなどを利用しましょう。
〇退職する
ひどいパワハラによって心が追い込まれてしまったらとにかく真っ先に会社から離れましょう。
退職するのに抵抗がある場合はパワハラを理由に長期の欠勤をするのも有効です。
ある程度大きな企業ならば別の部署に異動させてくれることがあります。
鬱病は自殺を考えるようになったりと命に関わる時もあるので勇気を出して逃げてください。
転職して良い会社に勤められるかはわかりませんが、生命を失うよりは何倍もマシです。
〇法的手段に出る
弁護士に相談してパワハラの加害者を裁判で訴えるわけですが、弁護士も裁判もお金がかかるのであまりオススメしません。
どちらかというと加害者に何が何でも社会的・経済的にダメージを与えて復讐したい人向けです。
まとめ
パワハラされやすい人は気が弱く受け身になってしまう人が多いので、そういった言動を変えていきパワハラされない人間になることが最良のパワハラ対策です。
対策してもパワハラされる場合は職場に問題があると思われるのでメンタルが壊れる前に思い切って転職するのが最善です。