仕事

社畜はなぜ会社を辞めないのか

 社畜、という言葉があるけど彼らは会社の愚痴を言ったりする時もあるのに辞めようとしないのはなぜだろう……

 会社での拘束時間が長く辞めようか迷っている……

 こういった悩みにお答えします。

 

■記事の内容

〇会社の愚痴を言いつつもなぜか辞めない社畜たち

 

〇会社を辞めようか迷った時はどうするか

 この記事を執筆している僕は自動車系の部品工場4社で期間工として計8年間働いています。

 以前は正社員を目指していたため上司の指示に忠犬のように従うまさしく社畜でした。

 コロナショックで元々狭き門だった正社員登用が絶望的になって諦めたので、もう頑張らなくていいんだと精神的に楽になり肩の荷が下りました。

 現在は適度に残業を断りつつプライベートの時間を作ってブログを書いています。

 過去の僕のように社畜の自分に悩んでいる人の心が少しでも楽になってもらうために解説をしていきます。

会社の愚痴を言いつつもなぜか辞めない社畜たち

 前までの僕がまさにそれで、仕事もキツイし残業もキツイし業務にはムダが多いしでいつも同僚と愚痴っていました。

 しかし文句を言ってはいても会社に残り続ける理由はいろいろあるのです。

〇正社員になりたいから

 正社員になるためにはだいたい半年~年に一回くらいある正社員登用試験に合格せねばならず、登用をめざすなら試験に通るまで期間工の待遇に不満を持ちつつも会社に残り続けなければならないのです。

〇転職しても今以上の会社に入るのは難しいから

 当然ですが勤続年数が上がると年齢も上がり転職が難しくなってくると同時に、もし上手くいったとしても新しく入った会社の人間関係が合わなかったり思っていた仕事内容と違うといったリスクもあります。

 それを考えると居心地も悪くない現在の職場に留まる方が良いのです。

 

〇家族がいるから

 生活の質が落ちる危険があるため当然、妻がいたら説得しなければなりませんし子供がいると進学などでとてもお金がかかるので経済的な不安が大きいです。

 そうなると家庭を守らなければいけない立場上、必要十分な給料を貰える今いる会社で我慢しようという考えにもなってしまいます。

 ◆正社員になりたいからという理由以外は楽だし安全だから現状維持という思考になるのだと思います。

 毎日激務をこなしつつ溜まった会社のストレスを仲間と愚痴りあって発散して再び仕事にとりかかる。

 これはメンタルをやられやすいサラリーマン生活においては理にかなった生き方と言えるのではないでしょうか。

会社を辞めようかどうか迷った時はどうするか

 会社を辞めたいと思っていても人によって深刻さは違うはずなので3つのケースを想定して紹介します。

〇ケース1:辞めたいが何年か先でも良い

・まずは貯蓄を増やす。

 三か月~半年は無収入でも生活できるくらいの蓄えがあった方が退職後しばらく無職状態になっても精神的に安定します。

・スキルアップしてみる

 ブログ、webライティング、物販、プログラミング、YouTube、など会社で働きながらネットでできる副業を始めてみましょう。

 

 ◆会社づとめのままでも心と体に余裕があるなら貯金を増やしたり副業からスタートして独立できるような技術を身につけながら働き続けましょう。

 サラリーマンは社会保険など福利厚生が充実していてフリーランスには無い強みがあります。

 会社の収入+副業の収入という双方の良いとこ取りはまさに最強で同僚や上司の年収を軽く抜いてしまえます。

〇ケース2:できれば早い内に辞めたい

・転職エージェントに登録してみる

 転職エージェントはアドバイザーが希望に合った会社を探してくれて就活・就職後のサポートまであってしかも無料という至れり尽くせりのサービスです。

 アドバイザーによって当たりハズレもあるので複数の転職エージェントに登録するのがオススメです。

 ◆上司のパワハラなどはあるけどまだ心にゆとりはあるという方は衝動的に辞めずにまずは落ち着いて様子を見ましょう。

 会社組織というのは年齢や立場、考え方が違う人間がいてさらに会社独自の効率の悪いルールがあるのでどこの企業に就職しても何かしらの不満は出てきます。

 それならば転職エージェントの他にハローワークや就職情報誌、ネットやTwitterなどでできるだけ情報を集めて自分の性に合った会社を探してみましょう。

〇ケース3:鬱になって死ぬことを考える時もある

・今日から会社に行かなくて良い

 学校もそうですが日本は村社会で排他的な側面が強く、集団に上手く順応できないと本当に心が病みます。

 僕も昔、仕事ができなくて職場の仲間から辛辣な扱いを受けていた時期がありました。

 その時は『ここで辞めたら次の会社でも通用しないかも……』という不安があり十ヵ月間無理して働きましたが鬱気味で仕事に行くのが嫌になり結局辞めてしまいました。

 次の会社に行ったら通用しないどころか何の問題も無く仕事をこなせたので、もっと早く辞めても良かったと思いました。

 仕事のせいで鬱が酷くなったら会社を辞めてしばらく実家に帰るという手段もあるので精神が完全にダメになる前にまず会社から距離をおきましょう。

まとめ

 仕事のストレスを愚痴を言って発散してリフレッシュするのは社畜たちなりのサラリーマン人生の乗り切り方と言えるでしょう。

 辞めようか迷った時はまず落ち着いて自分の精神状態を確認しましょう。

 そこまで深刻でなければ福利厚生で守られているサラリーマンを続けながら行動を起こすのが賢明です。