雷がすごいけど出社しなければならず困っている……
外にいる時に雷が激しくなったらどうすればいいのか……
こういった疑問にお答えします。
■記事の内容
・雷が鳴っている時の通勤の仕方
・外にいる時に雷が激しい場合の避難方法
この記事を執筆している僕は社会人になってからは6年ほど電車かバスで通勤しており、雷雨の日に駅やバス停に向かう時はいつも怖い思いをしています。
雷に打たれたら無事では済まないし最悪命に関わるので落雷を恐れるのは生物として当然です。
しかし空が光って轟音が鳴り響いても会社は基本的に通常業務なのが悲しいところです。
そこで今回はどんなに雷が酷い日でも会社に行かなければならない社会人、外出時に雷が発生した時の安全確保の方法を知りたい人必見の内容となっておりますのでご覧ください。
雷が鳴っている時の通勤の仕方
7月~9月は雷雲が発生しやすいため事前に天気予報を確認しておき雨が降るなら雷が起きることも考慮に入れて早めの時間帯に出社しましょう。
ここでは雷の時の安全な通勤方法を解説します。
●建物のそばに寄らない
雷は電気を通しやすいものを優先して伝っていき地面に到達します。
建物に落雷すると電気は外壁に沿って流れていくのですが、そばに人間がいると人体の方が通電しやすいので雷は壁から人に飛び移って流れていきます。
これを側撃雷といいます。
外を歩く時は車も走っているので無意識に歩道の建物側を歩いてしまうと思いますが雷の時はできるだけ建造物から離れて進みましょう。
●走ったり大股で歩いたりしない
雷が地面に落ちるとそこから電気は放射状に流れていきます。
その時に両足が感電してしまうことがあるのですが、歩幅がせまいと足先を流れていくだけなので軽傷で済む場合が多いです。
ところが走ったり大股で歩いたりすると足と足どうしの距離が離れているため電流が右足(または左足)から上っていき体を経由してもう片方の足から出ていくので内臓にダメージを負ってしまい重傷となるケースがあります。
よって雷が近くで発生している際はなるべく歩幅をせまくして歩いた方が安全です。
●レインコートを着る
雷が直撃するのは宝くじが当たるより低確率な上に周りが田んぼなど自分より背の高い家屋等が無いという状況でない限りまず安全です。
とはいえ傘をさすのは危険が伴うのでレインコートを着用しましょう。
ある程度丈夫でサイズが大きい物でも安ければ2000円程度で売っているのであらかじめ用意しておくと安心です。
●開けた場所を通らない
田んぼのあぜ道のように広くて周囲に建物などが無い場所は特に危険なので雷の日はそういったルートを避けるようにしてください。
もし通らざるを得ない場合はできるかぎり周りより地面が低くなっている所を見つけて身をかがめながら進みましょう。
●タクシーを使って移動する
車のように電気を通す箱状の物体に落雷しても雷は物体の表面を流れていき内部には影響ありません。
このような通電する箱状の物体が持つ性質をイングランドの物理学者マイケル・ファラデーが発見したことファラデーケージと呼びます。
そこで思い切ってタクシーを呼んで落雷のリスクを最小限まで抑えてバス停や駅に向かうか会社まで直行しましょう。
外にいる時に雷が激しい場合の避難方法
●保護範囲に避難する
保護範囲とは高さ4m~20mまでの構造物から4m以上離れた状態でてっぺんを45度以上の角度で見上げられる範囲のことです。
構造物は建物や電柱などが該当しますが近くに寄りすぎると側撃雷を受ける危険性があるので4mは無理でも最低2mは離れてください。
●電線の下を歩く
電線が避雷針となり代わりに落雷を受けてくれるので安全です。
●会社を休む
通勤に恐怖を感じるほど雷雨が激しい際は有休を取ってみるのも手です。
悪天候でバスならば渋滞に巻き込まれるかもしれないし電車なら遅延が発生するかもしれません。
それに何より低い確率とは言え落雷の直撃は命に関わります。
雷の中、必死に会社まで辿り着いても一日の給料が同じなのは割に合わないので風邪などの理由で休むのもアリだと思います。
まとめ
雷が発生した時の出社はリスクがありますが今回紹介した方法で安全に会社へ向かうことができます。
しかし大きな稲妻が近くで頻繁に起こっている場合は働くことよりも身を守る行動を選択することが重要です。